タイ旅行記 その1(バンコク〜カンチャナブリ)
夏休みにタイ旅行に行きました。
本当はミャンマーのマンダレーという街の近くにある、まだガイドブックにも載っていない滝に行ってみようと思っていたのですが、直前に武装勢力によってマンダレー周辺の軍施設や橋が襲撃されるという事件が起こり、さすがにリスキーだなと思って急遽行き先を変更することになりました。
(↓ここも行ってみたかった…。)
東南アジアには3,4年に一度行きたくなるという謎の周期があり、時々ぶらっと訪れるのですが、タイは気軽に行ける観光地のイメージがあり、後回しにしていました。
とはいえ、探せば秘境の滝みたいな自然スポットもきっとあるだろう!ということで検索した結果、
これだ!!
ラオスのクアンシーの滝にも劣らない美しさ!!
その名もエラワンの滝。
というわけで、今回の旅のメインが決まったのでした。
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さて、深夜便で早朝5時半にバンコクのスワンナプーム国際空港に到着。
飛行機で寝るのは慣れているつもりだったのですが、さすがに6時間半しかフライトがないと熟睡するのは難しく、やや寝不足。
ギリギリまで寝ていたので、機内でイミグレカードをもらい損ね、記入台にも用紙がなく、出だしからあたふたしてしまいました。
両替はこちらのサイトを参考に、空港地下のExchange Zoneで済ませました。
スワンナプーム空港の両替レート比較 2019年3月版 | アジアトラベルノート
この日のレートは10,000円=2,870THB。
空港からはエアポートレイルリンクで、終点のパヤータイ駅まで一直線。
切符代わりに出てくるのが真っ黒いコインで、そのわりに改札で投入するのではなくタッチするという、ハイブリッドな仕様にいきなり戸惑います。
そして通勤でも使われるとのことで、日本と同じようにラッシュの満員電車でした。
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パヤータイ駅にはタクシースタンドがあるとの情報を仕入れていたので行ってみましたが、なぜかロープが張られており、使われていない模様。
仕方ないので大通りに出て、流しのタクシーを拾います。
滝に近い街・カンチャナブリまでの鉄道が出ているトンブリー駅は、市内の鉄道網とはつながっていないので、タクシーかローカルバスで行かなければなりません。
運転手に行き先を告げると、「カンチャナブリに行くのか?おれそこ出身だよ!」と気さくな兄ちゃん。
日本では運転中にスマホでオセロをしていたドライバーが炎上していましたが、この運ちゃんはサッカーの試合を観ていました。それもJリーグ。
なぜ札幌戦を?と思っていたら、タイ出身のチャナティップが所属しているからなんですね。他にもFマリノスに誰々が〜、と教えてくれました。
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ところで、トンブリー駅発の電車は7:50と13:55発の1日2本しかありません。
空港でもたもたしていたせいで、タクシーに乗った時点でぎりぎり間に合うかな、というくらいの時間だったのですが、道も混んでいてどうにも怪しくなってきました。
午後の便を待つのもロスが大きいので、方針変更して長距離バスで行くことにして、「やっぱりバスターミナルに行って!」と運ちゃんにもお願い。
ところが運ちゃん、はじめは「OKわかった!」という感じだったのに、近づくに連れ「もう駅すぐそこだからとりあえず行ってみよう」とか言い出します。え、もう出発時刻過ぎてるけど…。
まぁ電車が遅れることもよくあるのかもな、と信じてお願いし、20分遅れで到着。
すると…
たくさんの乗客がホームで待っており、本当に電車はまだ駅に着いてもいないのでした。さすがタイクオリティ!ありがとう運ちゃん!
この気さくな運転手の兄ちゃん、お互い言葉はあんまり通じていないのに、「バスで行く?それならこのままおれのタクシーで行くか?」とか、「この橋の下が駅だけど、ぐるっと回らなきゃいけないから、ここからジャンプするか?」とか、どんどん冗談ぶっ込んでくるんですよね。
言語とコミュニケーションは別物と、海外に来るといつも思います。
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こうして無事泰緬鉄道に乗り込み、目的地を目指したのでした。
せっかく鉄道に乗ったので、外の景色を楽しみながらゆったり本でも読む…予定だったのですが、深夜便の疲れと朝のバタバタの緊張感からの解放もあり、爆睡。
あっという間にカンチャナブリに着いてしまいました。
しかも、ここで致命的なミス。
本来泰緬鉄道は、その先にある岩壁すれすれに作られた木造橋の上を走るのが一番の見どころで、少し先の駅まで行って午後の便で戻ってくるのが鉄板コースらしいのですが、リサーチ不足でそのまま降りてしまいました。もったいない!
ご興味のある方は、色々参考にさせてもらったこちらの記事をご参照ください。
〜その2に続く〜