意識の高さ その後
約2年ぶりのブログ更新。ご無沙汰しております。
これだけは書いておきたい!ということがあったので、備忘録代わりに。
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東京オリンピックが閉幕しました。
基本的に開催には賛同していなかったのですが、一つだけ気になっていたことがあって。
8年前にこんなブログを書いて以来、なんとなく動向をチェックしていた選手がいたのです。
報道でもたくさんの人のコメントが流されていましたが、その中でも印象に残ったのが、卓球の平野美宇選手のコメントでした。
「7年間は短いと思う。今のままではメダルは取れないと思うので、それまでもっと練習したい」
そんなことを言っていました。
何がすごいって、平野選手いま13歳なんです。7年後は20歳。
13歳からの7年間をどう過ごし、どんな20歳になっているかなんて、自分を振り返ってみると、まったく想像もできない遥か未来だったと思います。
他のスポーツ選手のインタビューでも、「選手として一番脂がのっている時期なので」「チームを引っ張る立場になっていると思うので」といった、"7年後"の「何かができるようになっている自分」を点で想像したコメントは聞かれました。
アスリートなら誰でも夢や野望を持っているだろうし、それを信じて口にするのは大事なことだと思います。一方でそんな中、"7年間"というプロセスを現実的に想像し、短いと感じ、「できていない自分」をイメージしたコメントが、13歳の子の口から出てきたというのは、ちょっとした驚きでした。
これが1つの道をつき進んでいく一流の人の意識なんだなーと。
こういう意識で勝負の世界を生きていく人がどんな成長を遂げるのか見守っていたのですが、オリンピックよりもひと足早くアジア一、世界一を経験し、東京五輪ではシングルスの代表は逃したものの、団体で見事に銀メダルを獲得しました。
本当に、見事としか言いようがないです。
ここに至るまで、リオでの代表落ちなど決して順風満帆ではなかったと思いますが、その"7年間"(+1年)の積み重ねが結実したことを、赤の他人ながら嬉しく思っています。
おめでとうございました!