タイ旅行記 その3(エラワンの滝)
さあ、いよいよ旅のメインコンテンツの紹介です。
前回までの記事はこちら。
タイ旅行記 その1(バンコク〜カンチャナブリ) - みつおの日記
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カンチャナブリからエラワンの滝に行くには、大きく2つの手段があります。
(1)レンタルバイクやタクシーで自力で行く
(2)バスで行く
機動力が高いのは(1)、コストを抑えるなら(2)、という感じでしょうか。
大半の人はバスで行くので、混み始めるよりも早くたどり着くには(1)が有利。実際朝イチで行ったほうが断然きれい、というブログも見たので、かなり迷いました。
行く価値あり!想像以上に綺麗な『エラワンの滝』に大満足<Day49>|tabitabi
ただ、バイクは乗れないし、昨日のように一人でソンテオ貸し切るのもコスパが悪いので、結局始発のバスで行くことに決めました。
逆に一人で身軽なので、到着が同時でもサクサク進めばいいだろう、という判断です。
というわけで朝8時の始発バスで出発。料金は50バーツでした。
片道1時間半、うとうと寝ながら体力を温存します。
いよいよ到着。
ここから熱い一日が始まります。
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もともとネットで「タイ一番の滝」という評判を見て来ることを決めたのですが、実際はそこまででもなかったというブログも読んだので、実は期待値は低めでした。
ベストシーズンのベストコンディションの写真に比べたら、見劣りする可能性は高いだろうと。
カンチャナブリのエラワンの滝|これがタイで一番綺麗な滝?|たびにこブログ
でも、現地に来てからもしかしたら期待できるかもという気持ちもありました。
雨季で水量が多いと思われる一方、前日は雨が降らなかったからです。そして朝イチ、天気は晴れ。これはもしや…!
ニコ・ロビンも言ってました。「“予想”と“期待”は違うものよ」
エラワンの滝は見どころが全部で7ヶ所あり、下から順にLEVEL1からLEVEL7と命名されています。さながらインペルダウン。
山道を登りながらそれらを制覇していくわけです。
さあ、いざ行かん。
序盤は舗装された道を進みます。
左右を木立に覆われた遊歩道を進んでいくと…
サーーーーッ…
緑の向こうから、かすかな水音が聞こえてきます。高鳴る鼓動。
そして…
きた!きました!
期待してなかったなんて嘘!これを目にした瞬間僕の中でスイッチが入りました。
はるばる〜来たよエラワン〜♪
緩やかな滝。これもれっきとした滝。
いやほらやっぱり!当たりでしょ今日!
欧米系の観光客の方々は、早くもこのあたりから水に入ろうとしていたので、とにかく先回りしてきれいな写真を撮ることに決めました。
水遊びは後でもできる!
なんじゃこりゃ〜!
天女の水浴びスポットのようです。
しっかり滝!打たれたい!
天然ウォータースライダー!ひゃっほう!!
いいよ、いい感じ!(雑)
とまあ、調子よく登ってきたわけですが、LEVEL5を過ぎると道の険しさが一気に上がります。
ビーサンでは厳しいという情報を読んでスニーカーを履いてきたのは正解だった、と思いきや、水没していて足首まで浸からないと渡れないところがあったり。
あるこ〜、あるこ〜、わたしはげんき〜♪
もう頭の中で「さんぽ」エンドレスリピートです。
LEVEL6は脇道にそれて見に行くルートになっているので、いったん置いておいて一路LEVEL7を目指します。
そして、目に映る鮮やかなターコイズブルー。
ここが!もしや!
言葉を失う美しさだったのですが、滝が見やすいように整備もされていないし、看板も出ていないし、何かおかしい。
でも見渡しても道がなくこれ以上登れない。
LEVEL7ってこんなもの?隠れ家的スポットであえてこうなっているのかなと、自己解決して引き返すことにしました。
後回しにしていたLEVEL6にも立ち寄って、これで見納め!
…本当に?
やっぱりおかしい。一番の見所のLEVEL7があれだけのはずがない。
これで下ったら今生で二度と来ることはないであろうこの機会、逃したら絶対に後悔する!
と自分を奮い立たせ、改めてさっきの地点まで戻ってみました。
すると…
あるじゃん、道。
一度は見えなかった道が見えてきて、無事さらなる高みへ。
そしてついに…
到達!
あったぞ!LEVEL7は!本当にあったんだ!!
美しさという点では先程のLEVEL6.5に比べやや見劣りしますが、それでも十分な滝としての魅力と迫力。
ここで記念写真をパチリ!
ちょっ…おっさん!
なに涅槃ってんの!
道に迷って引き返している間にだいぶ後続に抜かれてしまい、僕が着いたときにはすでに数グループの観光客がキャッキャしていたのでした。残念。
さて、ラオスのとき滝壺に入れなかった反省を踏まえて、今回は水着とジップロックを持参。
貴重品だけはジップロックに入れて持って水に入ろうかと思ってましたが、結局こんな山奥で人の荷物取らんよな、と判断し、そのへんに置いて水遊びしてました。(※自己責任でお願いします。)
LEVEL7でひと遊びし、その後下って一番広いLEVEL2でも。
存分に滝を満喫し、帰路へ。
帰りのバスは1時間おきに出ており、14時発のに乗るのを待つ間に売店でエナジー補給します。
いやー大満足。
期待以上の魅力あふれる滝でした。
この後バスでカンチャナブリに戻り、宿で荷物をピックアップしてからバンコクにとんぼ返りするのですが。
エラワンの滝の周辺には、他にもサイヨーク・ノイ滝など見ごたえのある滝があったようで、数日ステイして見て回ってもよかったなと思いました。
滝好きの方はぜひ!
つづく