新島に行ってみた
夏休みに新島に行ってきました。
東京・竹芝桟橋からジェット船で3時間、大型船で7時間程度のところにある島です。
だいたいいつも一人旅にいくときのテーマは「自然の雄大なところでのんびりぶらぶら」なのですが、今年は諸事情により海外は難しかったため、近場で前から行ってみたかった新島にしました。
こんな感じの島。
なぜ新島に興味があったかというと、この島はモヤイ像で有名なんです。
世界でもこの新島とイタリアのリパリ島という2ヵ所でしか採掘されていない、抗火石という加工に適した火山岩の産地で、それを使った彫刻が島のあちこちにあります。
渋谷のモヤイ像や池袋のいけふくろうも、新島産のこの岩でつくられています。
そんなわけで、自然+文化的な資源もあるこの島に興味を持っていたのでした。
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さて、フェリーに乗って島に到着。
いい天気!さっそくレンタサイクルを借りて走り回りました。
ひゃっほう!!!
お目当てのモヤイは…
あるあるー。
なんか違うのもいるよー。
ちなみにモヤイ像はイースター島のモアイ像とは関係なく(もちろんかけているとは思いますが)、地域の共同作業を表す「催合(もやい)」に由来しています。
白川郷の"結"とかと同じ、村落コミュニティの連帯意識ですね。
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雄大な景色がみたかったので、自転車を降りて山を登りました。
山道を歩いて、抗火石の採掘場を抜けると…
ばーん。
翌日にはもう一つ山を登りました。こちらも小一時間ひたすら道路を歩くと…
どーん。
あちこち海岸沿いを走りましたが、天気に恵まれたこともあって本当に海がきれいでした。
夜は民宿梅与さんにお世話になりました。
ご飯おいしかったです。
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そんな感じで思いのほか動きまわった2日間でした。
意外とだらだらできるスポットがなかったので、「海の見えるカフェ」とかあればなおよかった。(島全体にごはん処が少なかった。)
メインが海なので、サーフィンや釣りをするか、家族や友人連れで海水浴やBBQしてキャッキャと過ごすには最適だと思います。
お土産も、特産品が「くさや」や「あしたば」という地味な感じなので、ここはモヤイをモチーフにしたゆるキャラ「もやいもん」とかつくってグッズ売ったらどうだろうか…とか考えてみたり。
ともあれ、土日でぶらっとまた来たいと思える島でした。
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ちなみに今回の旅のお供はこちら。
- 作者: 辻村深月,五十嵐大介
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